東郷茂徳
2015年2月11日水曜日
書庫(17):東郷茂徳「時代の一面」附録の短歌(Ⅰ)より:鹿児島を偲びて
わだつみの底よりたぎつ大浪の薩摩の瀉に遠鳴りのする
地を巻きて荒れたるものがはたと止みぬ颶風の中心今過ぐるらし
颱風のゆける朝あけ静かにて児等は来りて柿の実拾ふ
昔思ふ故郷思ふまし子の父母の許にありし其頃
あまそゝる高千穂の峯は雄々しくも遠つ昔の姿なりけり
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