東郷茂徳
2015年2月21日土曜日
書庫(23):東郷茂徳「時代の一面」附録の短歌(Ⅰ)より:五月二日、文彦に
さればとて世に虚言(そらごと)の多いかな誤解と共に凶(まが)事つくる
そらごとを見破る機械出来もせば此世は余程住みよくならぬ
天下第一等の人ならばやと五十年余を行(ぎょう)じ来たりぬ
二とせを「ドッグ」に居ても天が下第一等を忘れかねたる
わだつみの水沫の如しもろもろの弱くはかなき人の力は
二とせの囚れの夕べ雨降りて空もとゞろに荒れてありにき
今日はしもさつきの光りみち足りて野の花さはに咲きて匂へり
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